計算コラム

(23) 和時計2010/04/12

機械時計は戦国時代に鉄砲と共に南蛮から伝来した。時計を初めて見た日本職人は驚嘆し自作に挑んだ。独自の工夫を施しながら日本特有の「時の長さが変動する不定時法」に適合した「和時計」を完成させていった。田中久重が製作した万年自鳴鐘は、自動変化する時刻文字盤や旧暦、二十四節気、西洋時計、月の満ち欠けなど究極の” 時と暦”を集積した最高傑作だ。しかし明治6年の不定時法廃止により多くの和時計は不要となった。和時計を初めて見た異国人はその美しさと精巧さに驚愕し、多くの和時計が海を渡った。「外来技術を真似て独自進化させる」日本人気質のDNAは世界に誇れるのではなかろうか。
関連リンク
[1]江戸時代の時刻換算
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