計算コラム

(8) 寛永通宝と一匁

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2009/10/07
銭形平次が犯人を追い詰め投げた銭は寛永通宝。この貨幣は寛永13年(1636年)に鋳造を開始し江戸時代に最も普及した。また一文銭とも呼ばれ重さの単位にも使われ、一文目の重さから度量衡の1匁(もんめ)=3.75gとなった。しかし明治初期に鋳造を終え、貨幣使用は昭和28年で幕を閉じた。ところが1匁ずばりの貨幣が現存している。それは5円玉。日本では「ご縁」に通じることで賽銭に重宝され、外国人には穴の開いた貨幣が珍しくよく持ち帰るそうだ。
関連リンク
[1]重さの換算