計算コラム

(46) 複雑な日本の年金制度

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2012/01/05
野田総理の年頭所感は「社会保障と税の一体改革」だった。日本の年金制度は、現役世代が支払った保険料を年金受給者に給付する賦課方式である。少子高齢化が進む日本では破綻への道が明らかだ。さらに毎年のように小変更があり極めて複雑で解り難い。一方、高福祉国家スウェーデンでは持続可能な新年金制度が1999年に施行された。保険料率を固定して少子化などの社会経済変動に給付が自動的に調整される制度だ。民主党はスウェーデン方式を参考に年金改革を進めようとしているが法制化は前途多難。「自分の年金は自分で守る」をモットーに年金の計算と老後設計に関心を持とう。
関連リンク
[1]老齢基礎年金の計算
[2]在職老齢厚生年金