計算コラム

(30) フェルマーの定理

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2010/08/12
17世紀の数学者フェルマーは、古代ギリシャの数学書「算術」を熟読しながら本の余白に多くのメモを書き加えた。そのメモに記載された48個の定理は、後世の数学者が次々と証明してきた。しかし、簡易な最後の命題 “整数n≧3なら、Xn+Yn=Znの自然数解は存在しない” は、多くの挑戦者を悩ませ続け、実に360年後の1995年に英国人ワイルズによって証明された。難解な数学手法が多用された108ページに及ぶ証明論文は、専門家でなければ理解が困難だ。新たな簡潔な証明が発見されるのに期待したい。このフェルマーの最終定理をヒントに別の命題メモを書き加えてみた。この命題は「確信する」レベルであり、反例ないし証明はしてない。
関連リンク
[1]うんちく命題の検証計算