計算コラム

(3) 潮汐が海域により大きく変化

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2009/08/05
満月新月の日は大潮、半月の日は小潮と言われている。皆既日食(=大潮)となった7月22日の日本各地の潮汐を調べてみる。ムツゴロウが生息する有明海の三池港は、干満差が5mを超え、実に1時間で1mも水面が上昇してくる。一方、日本海の秋田港は、大潮の時期でも干満差は40cm程である。同じ日本でも場所によって10倍以上の違いだ。ちなみに東京湾の横須賀港は、2m弱である。潮汐現象は、月や太陽の重力で生じるが、湾や入り江などの地形の変化による影響が大きい。梅雨も明け、本格的な夏のシーズン到来だ。海へ行かれる方は、行き先の満潮干潮の時刻と潮位差を事前に調べ、海の事故から身を守ろう。
関連リンク
[1]潮汐グラフ