計算コラム

(20) 実太陽の正午は12時でない

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2010/02/22
現代は時計の12時を正午とするが、古代から近代まで太陽が真南になる南中時を正午としてきた。ところが実太陽と時計の正午は複雑にずれる。実太陽の正午が最も遅いのは日本標準時(東経135度)で2月11日の12時14分13秒、最も早いのは11月3日の11時43分35秒。この正午ずれ(均時差)は1年間に約30分。原因は地軸の傾きと地球の楕円公転だ。この影響で日没が最も早い日は冬至ではなく半月前の12月5日頃となる。昼と夜の長さが同じ日は春分と秋分だが、正午が最もずれる日も建国記念日と文化の日となる可能性高い。日本の祝日と重なるのは偶然か?
関連リンク
[1]太陽南中と均時差