計算コラム
(106) 新たなSI接頭語
2022/09/12
単位の前に付けられ、10の整数乗を表すための接頭語として、国際単位系では20個のSI接頭語が定められている。
ミリ milli(10-3)、センチ centi(10-2)、キロ kilo(103)、メガ mega(106)、ギガ giga(109)等は、
日常生活でも頻繁に目にすることだろう。
この度、2022年11月に開催予定の第27回国際度量衡総会(CGPM, General Conference on Weights and Measures)では、
31年ぶりに新たなSI接頭語の追加が検討されているようだ。
新たに追加が検討されている項目は、 ロナ ronna (1027)、ロント ronto (10-27)、クエタ quetta (1030)、クエクト quecto (10-30)である。 IT・科学技術の進化と共に、より大きい/小さい単位を表す接頭語が必要になってきたのではないだろうか。 2018年に129年ぶりにキログラムの定義が変更されたことも記憶に新しいが、本件も同様に技術の進化を象徴する出来事であると感じる。 表1. SI接頭語
|
関連リンク | |
[1]Wikipedia - SI接頭語 [2]General Conference on Weights and Measures (CGPM) [3]SI接頭辞の換算 | |
![]() |