計算コラム

(10) 美しさを感じる黄金比

  • Back
2009/10/26
黄金比とは、a:b=a+b:aとなる比a/b=1.61803…を意味する。人間の目には黄金比からなる形状が最も美しく見えるらしく、古代からピラミッド、パルテノン神殿、ミロのビーナスや絵画モナリザ、浮世絵など芸術作品に数多く潜んでいる。クフ王のピラミッドの斜面の高さと底辺半分の比は1.61846。黄金比と0.03%の誤差だ。4500年前の古代エジプト人が高い精度の黄金比を採用していたのは驚きだ。また黄金比は自然界にも多く見受けられる。人間の身長をへそで分けた比、顔の縦横の比、その他巻貝や松かさなどもそうだ。自然や絵画が美しいと感じたとき、そこにはきっと黄金比が潜んでいる。みなさんも黄金比の例を見つけてみませんか?
関連リンク
[1]黄金比計算
[2]正四角錐の体積